COBOLで学ぶRDBMSごとの違いと注意点!DB2・SQL Server対応
生徒
「先生、COBOLでデータベースに接続するとき、DB2やSQL Serverで違いはありますか?」
先生
「あります。RDBMSごとにSQLの書き方やデータ型、トランザクションの扱い方が少し違うんです。」
生徒
「具体的にはどんな違いですか?」
先生
「例えばDB2ではCHAR型やVARCHAR型の扱いがSQL Serverと少し異なりますし、日付型やトランザクション管理の方法も違います。これを知らないと、プログラムが正しく動かないことがあります。」
1. データ型の違いに注意
RDBMSごとにデータ型の仕様が異なるため、COBOLプログラムで使う変数の宣言も影響を受けます。例えばDB2ではCHARやVARCHARが標準的ですが、SQL ServerではNCHARやNVARCHARも使えます。文字コードの扱いも微妙に違うため、文字列操作や日本語データを扱う場合は注意が必要です。
2. SQL構文の違い
DB2とSQL Serverでは、SQL文の書き方や関数が異なる場合があります。例えば文字列結合や日付計算、LIMITやTOP句の使い方です。COBOLからEXEC SQLを使ってデータベースに問い合わせるときは、RDBMSに合わせたSQLを書かないとエラーになります。
3. トランザクション管理の注意点
COMMITやROLLBACKといったトランザクション管理もRDBMSごとに挙動が異なります。DB2では自動コミットの設定があり、SQL Serverでは明示的にトランザクションを開始する必要があることがあります。トランザクションの違いを理解していないと、データの整合性が崩れる可能性があります。
4. コード例で見るRDBMSごとの違い
* DB2の場合
EXEC SQL
SELECT EMP_NAME, AGE
INTO :EMP-NAME, :EMP-AGE
FROM EMPLOYEE
WHERE DEPT = '営業'
END-EXEC.
* SQL Serverの場合
EXEC SQL
SELECT TOP 10 EMP_NAME, AGE
INTO :EMP-NAME, :EMP-AGE
FROM EMPLOYEE
WHERE DEPT = '営業'
END-EXEC.
DB2では取得する行数を制限するにはFETCHやLIMITを使うことがありますが、SQL ServerではTOP句を使うことが一般的です。
5. 注意点まとめ
- 文字列や日付のデータ型はRDBMSごとに違う
- SQL関数や構文に違いがある
- トランザクション管理の方法を理解する
- COBOLのEXEC SQLはRDBMSに合わせた書き方が必要
初心者でも、RDBMSごとの違いを意識してプログラムを書くことで、COBOLでのデータベース操作が安定して行えるようになります。