COBOLとJCLで理解するジョブの優先度とクラス管理!初心者向け完全ガイド
生徒
「COBOLを実行したら、ジョブクラスとか優先度って出てきました。これって何を決めているんですか?」
先生
「それは、たくさんの仕事をどういう順番で処理するかを決めるための仕組みです」
生徒
「順番ですか?早く動くジョブと遅いジョブがあるんですか?」
先生
「そうです。レジの優先レーンを思い浮かべながら説明していきます」
1. ジョブの優先度とは何か
COBOLとJCLを使ったメインフレームでは、同時にたくさんのジョブが実行されます。 ジョブとは、「このプログラムをこの条件で動かしてください」という仕事の単位です。 すべてのジョブを同時に動かすことはできないため、順番を決める必要があります。
その順番を決める考え方がジョブの優先度です。 優先度が高いジョブは先に処理され、低いジョブは後回しになります。 これは、急ぎの仕事と後でよい仕事を分けるための仕組みです。
2. 優先度を身近な例で考える
優先度は、病院の診察に例えると分かりやすいです。 重症の人はすぐに診てもらえますが、軽い症状の人は待ち時間が長くなります。 どちらも大切ですが、緊急度によって順番が変わります。
COBOLのジョブも同じで、毎日必ず動かす重要な処理は優先度を高く、 テストや確認用の処理は優先度を低く設定することが多いです。
3. ジョブクラスとは何か
ジョブクラスは、ジョブをグループ分けするための仕組みです。 JCLでは、クラスをアルファベットなどで指定します。 クラスごとに「どんな性質のジョブか」を分けて管理します。
例えるなら、スーパーのレジで「通常レーン」「少量専用レーン」が分かれている状態です。 どのレーンに並ぶかで、処理のされ方が変わります。 ジョブクラスも、並ぶ列を決める役割を持っています。
4. JCLで指定するクラスの考え方
JCLでは、ジョブカードでクラスを指定します。 クラスは、実行時間の長さや、使う資源の量などで分けられることが多いです。
//JOBNAME JOB (ACCT),'TEST',CLASS=A
この例では、CLASS=Aというクラスにジョブを入れています。 初心者向けの学習やテスト用ジョブは、軽いクラスに入れるのが一般的です。 本番処理と混ざらないようにすることで、システム全体が安定します。
5. 優先度とクラスの関係
ジョブの優先度とクラスは、別々のものですが密接に関係しています。 クラスごとに、だいたいの優先度や実行条件が決められていることが多いです。
つまり、「このクラスに入れたら、このくらいの順番で動く」というルールがあります。 初心者のうちは、クラスは「ジョブの性格を決める箱」、 優先度は「箱の中での並び順」と覚えると理解しやすくなります。
6. 初心者が気をつけたい管理ポイント
初心者が注意したいのは、むやみに高い優先度を指定しないことです。 自分のジョブを早く動かしたいからといって、重要なクラスを使うと、 他の大切な処理に影響を与えてしまいます。
テスト用のCOBOLプログラムは、必ず決められたクラスと優先度で実行します。 これは、学校で決められたルールを守るのと同じです。 ジョブの優先度とクラスを正しく理解することは、JCL連携の第一歩です。