COBOLとJCLで理解するパフォーマンスチューニング入門!処理速度が変わる理由を初心者向けに解説
生徒
「同じCOBOLプログラムなのに、JCLが違うと実行時間が変わるって聞いたんですが本当ですか?」
先生
「本当です。JCLは、プログラムの速さに大きく影響します」
生徒
「えっ、JCLって実行するだけの指示じゃないんですか?」
先生
「そこが大事なポイントです。今日はパフォーマンスとの関係を、身近な例で説明します」
1. パフォーマンスチューニングとは何か
パフォーマンスチューニングとは、プログラムの処理をできるだけ速く、無駄なく動かす工夫のことです。 パソコンを触ったことがない方は、「作業を早く終わらせるための段取り」と考えると分かりやすいです。
COBOLでは、プログラムの書き方だけでなく、JCLの指定方法も処理速度に影響します。 つまり、JCLは単なる実行命令ではなく、パフォーマンスを左右する重要な要素です。
2. なぜJCLがパフォーマンスに影響するのか
JCLは、「どの資源を使って」「どの順番で」「どれくらいの量を」処理するかを指定します。 これは、料理をするときに「どの調理器具を使うか」「下ごしらえをどうするか」を決めるのと同じです。
例えば、大きな鍋が必要なのに小さな鍋を使うと、何度も分けて調理することになります。 JCLでも、ディスク容量やクラス指定が適切でないと、処理に時間がかかってしまいます。
3. データ指定と処理速度の関係
JCLでは、入力ファイルや出力ファイルを指定します。 ファイルの指定方法によって、COBOLプログラムの読み書きの速さが変わります。
例えるなら、本棚から本を探すとき、整理されている方が早く見つかります。 JCLで正しくファイルを指定すると、コンピュータも迷わずデータを扱えます。
4. クラス指定と実行待ち時間
JCLでは、ジョブクラスを指定します。 クラスによって、実行できる時間帯や使える資源が異なります。
クラスの選び方次第で、「すぐ実行される」のか「長く待たされる」のかが変わります。 これは、混んでいるレジと空いているレジのどちらに並ぶかを選ぶようなものです。 パフォーマンスチューニングでは、処理時間だけでなく待ち時間も重要です。
5. 無駄な指定が遅さの原因になる
JCLに不要な指定が多いと、その分だけ準備に時間がかかります。 例えば、使わないファイルを指定していると、確認作業が増えてしまいます。
引っ越しで使わない荷物まで運ぶと時間がかかるのと同じです。 パフォーマンスを意識するなら、「本当に必要な指定だけを書く」ことが大切です。
6. 初心者が意識したいJCLチューニングの考え方
初心者の段階では、細かい数値調整をする必要はありません。 まずは、「JCLが処理速度に関係している」という意識を持つことが重要です。
COBOLの処理が遅いと感じたとき、プログラムだけでなくJCLも見る癖をつけると、 原因を見つけやすくなります。 JCLとパフォーマンスチューニングの関係を理解することは、 メインフレーム運用の基礎力につながります。